ぽんの日記

京都に住む大学院生です。twitter:のゆたの(@noyutano) https://twitter.com/noyutano

男は「育児時間」を取ることができない

なぜだか知らないが、男性労働者は「育児時間」を取得することができない。男は育児をしない、というのは時代錯誤な考え方だと思うけれども、改正されないまま残っているということか。 ここでいう「育児時間」とは、労働基準法第67条のことだ。1歳未満の子…

出版とその時代性

出版の歴史を語るのはとても手に余るが、折角だから「文庫・新書の創刊のことば」を、辿って感じたことを記しておく。 その前に 啓蒙、解放、大衆化 混迷、激動、さまよえる現代人 情報化 児童書 武器、実践としての知 古典、原点回帰 「文庫・新書の創刊の…

文庫・新書の創刊のことば

文庫や新書のシリーズ・レーベルには、巻末に刊行の辞、創刊の言葉が掲載されているものがある。最近、そうした言葉を眺めるのがちょっとした個人的ブームになっている。 雑誌の創刊号マニアだという人もいるし、文庫のあとがきや解説・解題が好きだという人…

労働者の声は労基署に届いているか

職場で法令違反があっても、それに対して声を上げる人はごく一部に過ぎません。そう思うと同時に、声を上げたとしても、それが必ずしも届くべきところには届いていないのでは、という疑念も強く抱いています。 労働トラブルの相談先は労基署に限りませんし、…

フィクションの肥大化

人はどうしてフィクションに夢中になれるのか。たかだか娯楽。下手すりゃ現実逃避。とはいえ考えてみれば宗教だって、ひとつのフィクションだ。神が人を創ったのではなく、人が神を作ったのだから。 近代以前の芸術なんて、だいたい宗教的モチーフが入ってる…

〈虚構〉と〈現実〉の差は、情報量の多寡に過ぎない

タイトルの文に対して、賛同や同意しているわけではない。むしろ私はそうではないと考えてきたように思う。しかし同時に感じるところがあるので、書き記しておきたい。〈虚構〉と〈現実〉の境界が薄らいでいくのは、もう突飛な考えではないのだろう。 〈虚構…

学術書は高いクセに……

私は読書していて、比較的よく誤植を見つけるほうだと思う。 論旨に影響のないレベルの誤植はそれほど気にすべきでないのかもしれないけれど、やはり目についてしまった以上は気になる。あえて間違って表記する芸当家もおられるのかもしれないが、基本的には…

是正勧告書・指導票

国立大学法人に対しては情報開示請求を行うことができます(独立行政法人等情報公開法)。 それで、某国立大学法人が労基署から受けた是正勧告書・指導票を今回開示請求してみたのでした。

サービス行政

『厚生(労働)白書』を読む という本に向こうを張り、勝手に「労働基準監督年報を読む」的なものを書こうかと思ったけれど、まあ頓挫してます。 単純な事実として、近年の年報は「読む」部分が少なくなっているというのがありまして、現在までの通史として…

アルバイトも年次有給休暇を取得できる

年次有給休暇。 非正社員の年休取得率は?/シフト制のバイトだけど年休を請求してみた話

「平成は戦争がなかった」

……という発言を時に耳にする。 「え?」と思ってしまうし、自分はとてもそのように言う気にはなれない。

安衛配置監督官

情報公開の請求はオンラインできるようになったし、1メガバイト以内の文書なら、オンラインでの開示もできる。請求してから1か月ほどはかかるので、開示決定がでたときに、請求を思い出したりするんだけど。 www.mhlw.go.jp

バイトの年休

年次有給休暇。 非正社員の年休取得率は?/シフト制のバイトだけど年休を請求してみた話

見田宗介『現代社会はどこに向かうか』

現代社会はどこに向かうか 高原の見晴らしを切り開くこと (岩波新書) [ 見田宗介 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 820円 感動とは違うけれど、すごく腑に落ちた箇所があった。そう、目から鱗とい…

労働基準監督行政の地域差

監督行政の地域差について。

落合陽一『魔法の世紀』

落合氏の著書は初めて読む。著者にとっても初の単著。 こういう風に世界を見れるんだなというのが、読んでいるときの感触。 著者が寵児とされるのもなんとなくわかった気がする。 wakusei2nd.thebase.in

森本あんり『異端の時代』

なぜ著者は本書のタイトルを「異端の時代」としたか。 本書の枢奧というか、面白いのはキリスト教史を眺めていって、異端とはなにか、正統とはなにかを探っていくところにあると思う。 そういう宗教社会学の考察を素直に興味深いと思うのだけれど、「異端の…

新規学卒者の求人票

1961年という半世紀以上前に書かれた本なので、隔世の感どころか、まるで様相が異なってしまっているようにも感じますが、こんな記述がありました。 学校で労働組合について習っていて、新卒者が労働組合のないところでは働かないと述べるというものです。

規模別の監督状況

労基署は大企業よりも中小零細事業を積極的に監督すべきだという意見がある。後者のほうが労働条件が悪いし、労組の組織率も低いといった理由で。 もっとも最近だと、一罰百戒的な意味で大企業をターゲットにするという考え方も強くなっているかもしれない。…

『コードギアス 復活のルルーシュ』

見てきた。テレビシリーズをちゃんと見てないのに、楽しめたぞ。コードギアスって面白いんだな。 世界観よくわかっていないが、書いておく。

野村正實『「優良企業」でなぜ過労死・過労自殺が?』

第4章のところが一番面白かったな。そういう解釈・認識ができるのだなと。「優良企業」でなぜ過労死・過労自殺が? 「ブラック・アンド・ホワイト企業」としての日本企業 (シリーズ・現代経済学) [ 野村 正實 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴…

正社員が減ったわけではないけれど……

前回のエントリーで企業規模別の非正社員率を見ました。せっかくですから、この20年でどう変化したのかを見てみたいと思います。 kynari.hatenablog.com

大企業ほど非正規が多い?

藤田孝典氏の以下の記事を受けて。 news.yahoo.co.jp 少々細かい前置きを書いてしまったのであらかじめ要約っぽく書いておくと、 ・「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」は大企業ほど非正規雇用率が高い ・「不動産業、物品賃貸業」は5000人以上に…

政府統計や報告書の類はぜんぶ電子化しておくれ

田中先生のツイートを引用させていただきますが、電子化して公開する、ネットで読めるようにする、なんてことは大抵の人は同意してくれるんじゃないかと思います。 https://t.co/xBLenGF5imあえていえば、とにかく報告書の類は全部電子化して公開しろ、とい…

団塊の世代と戦後史(後編)

前回のエントリーで、〈団塊の世代〉が戦後の日本社会に与えたインパクトを考えたいという話をしていました。今回はその続きです。 あまりまとまっていないところはあるのですけれど。 kynari.hatenablog.com 専業主婦の時代 就業人口 失業保険 保育所 義務…

団塊の世代と戦後史(前編)

少々長くなりそうなので、前後編に分割することにします。 〈団塊の世代〉の存在が、日本の戦後史に与えて来たインパクトを考えたいという試論です。 次の時代を迎える前に ベビーブームとは 出生数の動向 乳児死亡 なぜ出生数は減少したか 手にした果実 「…

大沼保昭『国際法』

生涯の最後に新書を書き上げるってどんな気持ちなのだろう。 国際法 (ちくま新書 1372) [ 大沼 保昭 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,188円 ちくま新書から出ている本書を手に取ったのは偶然み…

毎月勤労統計調査

個人的に気になった点を、断片的に記しておく。

正月三が日 休めるか

昨日の日経新聞の「春秋」にて、TOKYO FMが行ったという仕事始めについての調査が紹介されていた。

なぜ実時間ではなく所定労働時間なのか

前から少し気になっていて、でも調べないでいたことなんですが、このまま忘年してしまう前に、ブログに書き留めておきます。 社会保険や年休って、なんで実労働時間ではなく所定労働時間を基準にしているんだろうという話です。