ぽんの日記

京都に住む大学院生です。twitter:のゆたの(@noyutano) https://twitter.com/noyutano

社会保障・福祉

団塊の世代と戦後史(後編)

前回のエントリーで、〈団塊の世代〉が戦後の日本社会に与えたインパクトを考えたいという話をしていました。今回はその続きです。 あまりまとまっていないところはあるのですけれど。 kynari.hatenablog.com 専業主婦の時代 就業人口 失業保険 保育所 義務…

団塊の世代と戦後史(前編)

少々長くなりそうなので、前後編に分割することにします。 〈団塊の世代〉の存在が、日本の戦後史に与えて来たインパクトを考えたいという試論です。 次の時代を迎える前に ベビーブームとは 出生数の動向 乳児死亡 なぜ出生数は減少したか 手にした果実 「…

なぜ実時間ではなく所定労働時間なのか

前から少し気になっていて、でも調べないでいたことなんですが、このまま忘年してしまう前に、ブログに書き留めておきます。 社会保険や年休って、なんで実労働時間ではなく所定労働時間を基準にしているんだろうという話です。

待機児童の「潜在需要」について

待機児童についてのことを以前少し書いたのですが、「潜在需要の掘り起こし」という観点から再整理しておきます。

生活保護「水際作戦」の定量化

生活保護を受けようと福祉事務所の窓口に行ったのに、申請させてもらえず門前払いされる。こういうのは「水際作戦」と呼ばれます。 この水際作戦をデータで可視化できるか、というのが今日の話題。

役所てつや・先崎惣一『フクシノヒト』/小林エリコ『この地獄を生きるのだ』

この間に読んだ生活保護を扱った本。 1つ目は役所てつや原案、先崎惣一著の小説『フクシノヒト』。大卒で役所に就職した主人公が福祉化保護係に配属され、ケースワーカーとなる話。 貧困の世界というよりも未知の世界に向き合っているというような印象。高…

生活保護の廃止理由と地域差

大阪市立大が生活保護の行政データを分析して、その結果が報道されてました。 この件については、すでにライターのみわよしこさんが記事を書いています。 大阪市:報道発表資料 地域福祉等の向上のための有効性実証検証に関する連携協定における生活保護デー…

待機児童問題への疑問点

中公新書に出ていた前田正子『保育園問題』を読んだ。平易な書き振りで読みやすいとは思う。 ただ、筆者が以前個人的に待機児童問題を調べたときに感じた疑問については、解消されなかったので、覚え書きとしてここに記しておく。 (本当のところ自分で調べ…