人事院HPにて国家公務員専門職試験(大卒程度)の合格者発表が行われました。
http://www.jinji.go.jp/kisya/1808/senmondaisotu30_saigou.htm
ちなみに京都の労働基準監督官試験の第一次試験の会場は京大でした。
監督官試験は1965年に再開されたとのことですが、
このブログで頻繁に用いている「労働基準監督年報」だと、試験のことが載っているのは1956年までなので、詳しいことが分からないんですよね。
監督官試験はA(法文系)、B(理工系)という区分がありますが、このような区分になったのは1978年の試験(79年採用)以降です。
合格倍率(申込者数/合格者数)の推移は以下のようになります*2。参考までに国税専門官と法務教官も載せてあります。
A監で最も倍率が高かったのは1978年の79.5倍です。現在でも国税等と比較して倍率は高い位置にありますが、当時は桁が違うレベルの倍率の高さでした。
国税専門官より合格者数が少ないためか、倍率の変動幅が大きいですね。
監督官はA・Bともに2012年に倍率が跳ね上がってます。そういえばこのころ『ダンダリン』の放送があったな、と思いましたが、ドラマの放送は2013年でした。受験申込者が増えたというよりは、合格者を抑えたことが倍率急増の原因であるようです。
追記)
労働基準 @labourstandardsよりご教示いただきました。ありがとうございます。
平成24年に実施された試験は、当時の民主党政権による国家公務員の採用抑制が行われたもので、平成23年末頃の時点では採用数を増やす予定だったものを、確か採用試験の申込み期間後に労基Aを36名、労基Bを10名と発表した経緯があります。
— 労働基準 (@labourstandards) August 21, 2018
念のためといってはなんですが、男女別の倍率比を出してみました(女性の合格倍率÷男性の合格倍率)。1を上回っている場合は女性のほうが競争倍率が高いことを意味します。
矯正心理専門職、法務教官、法務教官(社会人)はA(男子)・B(女子)と分かれているせいか変動幅が大きい。
上記以外だと以下の通り。