俺ガイルの最新巻が2位になってる。
いや、それは別に大したことじゃないんだ。大学の生協にラノベが平積みになってることにどうこういうつもりはない。*1
大学生協での書籍の購入は、常時定価の1割引きになっている。再販売価格維持制度の例外となっているわけだが、こうした通常時の割引以外に出版社フェアのようなかたちで15~20%引きとなる期間もある。
今日、本を買いに行ったのは、新書・文庫の15%オフの最終日だったから。期間中は新書・文庫であれば、どれでも15%引きで購入できる。
京大の生協では、文庫・新書フェアのときは合計3冊以上買うと15%引きになるというものだったのだが、昨年の暮れのキャンペーン時からは1冊買うだけでもよくなった。
そうしないと、売れなくなってきたか。
\\文庫・新書祭//
— 京都大学生協ショップルネ (@KUCOOP_Renais) December 13, 2017
★期間:2017年12月11日(月)~12月22日(金) 期間中は「文庫」「新書」が15%OFF! 今回はなんと1冊でも15%OFF!(店長) pic.twitter.com/B4LsrG7ARt
さて、思い出したように『君たちはどう生きるか』を買いに行ったんだけど……。岩波文庫版のそれを。
……………………なかった。置いてなかった。フェア中ということで普段より岩波文庫のスペースが拡大されているにもかかわらず、置いてなかった。
あれだけ話題になったから当然あるだろうと高をくくっていたのが悪かった。ガガガ文庫ならともかく、岩波文庫は揃ってるだろうと思ったのがダメだった。
一時的なストック切れだとは思うが、買い損ねてしまった感がある。
そういうわけでポプラ社版になった。
こんなのは余談だけれど、もうひとつ驚きは、ついにマンガで15%オフをやると知ったこと。
なんかアンケートまでついてるし。「試験終了までお預かりするサービス」とか謳ってるし。
コミックに限定した割引フェアは初めてじゃないかと思う。というか特設コーナー作るのか。他の出版社フェアよりも大々的にやりそうなのがなんとも。
学生の読書離れなんて言われて久しいだろうけれど、生協も本を売るのに必死なんだろうなというようなことは感じる。
『らいふすてーじ』という生協の機関誌に、「理事会通信」が載っていて、そこで生協の決算報告が簡単にわかる。残念ながらWeb版だと確認できない模様。
2017年度の決算報告だと*2、
純書籍分類は予算差▲7,400万円(▲10%)、前年差▲6,450万円(▲9%)となり減少の一途を辿っています。
となっている。
2016年度も予算差▲6% 前年差▲5%というもので、たぶんここ数年は落ち込み続けている。
下の写真は、2013年5月の『らいふすてーじ』から。
ここ10~15年くらいの間に、書籍販売は半分くらいになってるか。売り上げが落ち込んでるのは書籍に限ったことではないようだが。
しかし数年前も書籍販売スペースが減って一悶着あったはずだが、ほんとに将来どうなるんだろうな。