ぽんの日記

京都に住む大学院生です。twitter:のゆたの(@noyutano) https://twitter.com/noyutano

森本あんり『異端の時代』

なぜ著者は本書のタイトルを「異端の時代」としたか。

本書の枢奧というか、面白いのはキリスト教史を眺めていって、異端とはなにか、正統とはなにかを探っていくところにあると思う。

そういう宗教社会学の考察を素直に興味深いと思うのだけれど、「異端の時代」と称した著者の関心は、現在の政治状況まで視野に収めたいということだろう。

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新規学卒者の求人票

1961年という半世紀以上前に書かれた本なので、隔世の感どころか、まるで様相が異なってしまっているようにも感じますが、こんな記述がありました。

学校で労働組合について習っていて、新卒者が労働組合のないところでは働かないと述べるというものです。

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規模別の監督状況

労基署は大企業よりも中小零細事業を積極的に監督すべきだという意見がある。後者のほうが労働条件が悪いし、労組の組織率も低いといった理由で。

もっとも最近だと、一罰百戒的な意味で大企業をターゲットにするという考え方も強くなっているかもしれない。*1

*1:たとえば「かとく」は「過重労働に係る大規模事案、困難事案等」を対象にしているから、大企業が中心だろう。「かとく」案件 - ぽんの日記

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野村正實『「優良企業」でなぜ過労死・過労自殺が?』

第4章のところが一番面白かったな。そういう解釈・認識ができるのだなと。

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