「メール」と書いてあるけど、メールでやり取りが進むわけではない。
送信フォームで情報を送った後、所轄の労働基準監督署から電話がかかってくるのだった*1。
簡単に経緯だけメモしておこう。
12/5(火)にメール送信。バイトの賃金が30分未満切り捨てになっている。
勤務時間の管理は出勤時および退勤時の打刻で行われている。しかし出勤打刻・退勤打刻は30分単位のキリのいい時間でしか賃金支給対象になっていない。
たとえば所定の勤務シフトが18-22時の場合で、17:45に出勤打刻、22:20に退勤打刻を行った場合でも、賃金が払われるのは18-22時の部分だけになっている。
12/11(月)に某中央労働基準監督署から電話。
私自身の立場を尋ねられた。私は正社員として勤務しており、正社員の場合は固定残業代という形で出退勤前後の時間が処理されている。固定残業代という仕組みは個人的に好かないところもあるけれど、これに関しては違法な運用は行われていない。
そんな説明をしたら監督署の人からは「実際に権利侵害に遭っている人にお越しいただかないとこちらとしては動きにくい」というもの。
私は一応バイトの人にその旨を伝える返事をする。ひとまずこの件は「情報提供」という扱いで処理されることになった。
その後、「30分切り捨てはおかしい」と愚痴っていたバイトの子に上記の一部始終を説明。どうするかは本人に委ねたが、おそらくアクションは起こさないだろうと思う。
もし全社的に法違反が改善されて賃金が1分単位で支払われるようになっても、そのぶん上からの管理がきつくなったりしたら嫌だから、といったところである。
*1:電話番号の記入は必須ではないので、その場合は電話がかかってくることもなく、純粋に情報提供という形になるのだろう