文庫や新書のシリーズ・レーベルには、巻末に刊行の辞、創刊の言葉が掲載されているものがある。最近、そうした言葉を眺めるのがちょっとした個人的ブームになっている。
雑誌の創刊号マニアだという人もいるし、文庫のあとがきや解説・解題が好きだという人もいると思うのだけれど、そんなイメージか。
続きを読む文庫や新書のシリーズ・レーベルには、巻末に刊行の辞、創刊の言葉が掲載されているものがある。最近、そうした言葉を眺めるのがちょっとした個人的ブームになっている。
雑誌の創刊号マニアだという人もいるし、文庫のあとがきや解説・解題が好きだという人もいると思うのだけれど、そんなイメージか。
続きを読む職場で法令違反があっても、それに対して声を上げる人はごく一部に過ぎません。そう思うと同時に、声を上げたとしても、それが必ずしも届くべきところには届いていないのでは、という疑念も強く抱いています。
労働トラブルの相談先は労基署に限りませんし、行政機関以外にももちろん存在しますが、とりあえずここでは主として〈労基署への申告〉に話を限定して記述することにします。
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人はどうしてフィクションに夢中になれるのか。たかだか娯楽。下手すりゃ現実逃避。とはいえ考えてみれば宗教だって、ひとつのフィクションだ。神が人を創ったのではなく、人が神を作ったのだから。
近代以前の芸術なんて、だいたい宗教的モチーフが入ってる。しらんけど。
そういうことを考えれば、フィクションに夢中になるのも、おかしなことではないのかもしれない。
続きを読むタイトルの文に対して、賛同や同意しているわけではない。むしろ私はそうではないと考えてきたように思う。しかし同時に感じるところがあるので、書き記しておきたい。〈虚構〉と〈現実〉の境界が薄らいでいくのは、もう突飛な考えではないのだろう。
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私は読書していて、比較的よく誤植を見つけるほうだと思う。
論旨に影響のないレベルの誤植はそれほど気にすべきでないのかもしれないけれど、やはり目についてしまった以上は気になる。あえて間違って表記する芸当家もおられるのかもしれないが、基本的には誤植なんてないほうがいい。形式的な部分で本の評価を下げる。
続きを読む『厚生(労働)白書』を読む という本に向こうを張り、勝手に「労働基準監督年報を読む」的なものを書こうかと思ったけれど、まあ頓挫してます。
単純な事実として、近年の年報は「読む」部分が少なくなっているというのがありまして、現在までの通史として読めないというのもあるんですけど。
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