なぜ著者は本書のタイトルを「異端の時代」としたか。
本書の枢奧というか、面白いのはキリスト教史を眺めていって、異端とはなにか、正統とはなにかを探っていくところにあると思う。
そういう宗教社会学の考察を素直に興味深いと思うのだけれど、「異端の時代」と称した著者の関心は、現在の政治状況まで視野に収めたいということだろう。
続きを読む第4章のところが一番面白かったな。そういう解釈・認識ができるのだなと。
「優良企業」でなぜ過労死・過労自殺が? 「ブラック・アンド・ホワイト企業」としての日本企業 (シリーズ・現代経済学) [ 野村 正實 ]